新潟・福島・福井豪雨被災の皆様へお見舞い申し上げます
--写真アルバムを捨てるのはちょっと待って--
このページは、株式会社
カワムラ商会(愛知県西春日井郡新川町)代表
河村さまの許可を得て、転載させていただきました。
地球の温暖化の影響により、各地での豪雨や台風の被害が増えているように思います。万一、ご自身やお知り会いが被災された際には、失われそうな思い出を救うための情報がココにあることをご記憶ください。
写真は今よりも将来のために残したい人生の宝物です...。 |
このたびの豪雨にて被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
私どもも2000年の東海豪雨で、店の前を流れる新川が上流2kmの所で決壊し、新川町西枇杷島町で大きな浸水被害を受けました。今回のニュースをTVで見るにつけ、当時を鮮明に思い出してしまいます。
被災地の多くの方には、豪雨当日の恐怖や心労よりも、これからの家の片付けや補修に、もっともっと大きなエネルギーが必要となります。
私達は水に浸かった物は全て捨ててしまいました。まだ使えるもの、使えなくなったものを区分けする時間も心の余裕も無く、汚れたものは全部捨ててすっきりキレイになりたい気持ちばかりでした。 しかし、後日になって「アルバムは残しておけば良かった」「子供の赤ちゃんの時の写真が1枚も無い」と後悔する話をよく聞きます。
写真は汚れても何とか元に戻す事はできます。現在はパソコンで取り込み、修正して新たな印画紙にプリントする事もできます。汚れ具合やどこまで復元するかで料金も違いますが、捨ててしまう前にぜひお近くの写真屋さんで尋ねてみてください。当事者がインターネットでこのページを見てる暇はないと思いますから、お知り合いの方からお伝え頂ければ幸いと存じます。
●ご結婚式・成人式などスタジオで撮影した写真
式場やスタジオにネガが残っている事があります。修正復元よりもスタジオで焼増しプリントした方がお安くできる場合があります。
●卒業アルバム
学校でアルバム作成業者の電話番号を尋ね、直接電話してみます。業者は、毎年数冊は余分に作り在庫しているはずです。それが無ければ同級生の卒業アルバムを借り、写真屋さんで写真紙カラーコピーすれば画質的にはほぼ満足できるものができます。製本はできませんので普通のアルバムに貼るとか工夫をします。
●ご先祖の遺影写真
兄弟・ご親類から同じ肖像写真を借り、写真紙カラーコピーをします。水害にあった写真を修正復元するよりも料金的にお安くできる場合が多いと思います。
●家庭の記録写真アルバム
1枚しかない貴重な写真です。水害にあった写真は、周りが水彩絵の具を流したようににじんでいます。周りをカットし、中央の良い所だけを複製します。写真屋さんで写真紙カラーコピーしてもらいましょう。お店により料金は違いますがL判1枚あたり100-150円くらいではないかと思います。数が多いと思わぬ金額になりますので、必要な写真だけを選んで下さい。
また水没したアルバムから、ご自身でスキャナーで取り込むのも良い方法です。jpgデータにして写真屋さんに持ちこめば、デジカメプリントと同じ料金でできます。
●この1枚はどうしても助けたい大事な写真
写真屋さんで修正復元します。傷・汚れもひとつづつきれいにパソコン上で取り除きます。料金は相当かかりますので、写真屋さんで見積もりをもらってください。
●ネガ・ポジフイルム
濡れている間にシートから外す事が肝心です。その時にいつものように横から引き出そうとすると、画像が削れてしまいますので、シートをはさみで切って取り出してください。部分的に乾いているところがある場合はぬるま湯の中で作業してください。その後キレイな水に浸してから洗濯バサミなどでぶら下げ自然乾燥かドライヤーの熱風で乾かします。
シートに入ったままで完全に乾いてしまうとフイルムがくっついてしまいます。こうなると助ける事は困難です。一晩ほどぬるま湯にシートごと浸して置きますが、多少効果がある程度で、キレイにはがす事はできません。
写真を無くしても、今は諦めがつきます。写真どころではないのも実情です。でも後になるほど「残しておけば良かった」「1枚だけでも助ければ良かった」と必ず後悔します。当店では4年経った今でも、東海豪雨時の被災写真が持ち込まれています。元写真さえ残してあれば身の周りが落ち着いてからゆっくり復元できます。大事な写真は捨てずにぜひ残し、ページや写真がくっついてしまわないよう、乾燥だけさせておいてください。アルバムに貼ってある写真は、表面のビニールとの間に水が残っていて日に日に画像が侵食されていきます。「写真はビニールを外して乾燥させる」「ネガは乾燥する前にシートから外す」を心がけてください。 |